ロシアン直伝!オレンジのヴァレニエ


材料

オレンジ 1キロ


レモン 1個


グラニュー糖 1キロ


生姜の絞り汁 大さじ5


水 2ℓ



作り方

①オレンジとレモンをよく洗って水気を拭き取り半分に切って搾りジュースを鍋に入れます。ジュースを絞った後に皮だけを剥いて沸騰したお湯に15分ほど入れてから、取り出して冷まし白い部分をスプーンで軽く擦り落としておきます。(苦味の少ない柑橘類の場合はやらなくても良いです。)


生姜は古根を使用して絞り汁を用意しておきます。

 

※絞ったオレンジの中央部分と種は捨てます。

②オレンジの皮をできる限り、薄くスライスします。


②鍋に材料を全て入れて中火で加熱します。


③グラニュー糖が溶けたら強火にして15分くらい沸騰させます。アクが出てくるので、すくって捨ててください。

④15分ほど冷ましてから粘り気を確認して、ゆる過ぎるようならば再度加熱して調整します。

ちょうど良ければ煮沸消毒した保存用の瓶に入れフタをして逆さにしておきます。


※長期保存させる密封方法はコチラ

⑤完全に冷めれば完成です!




コツ・ポイント

※オレンジなどの柑橘類を使用する場合は、苦味を計算する必要があります。オレンジの場合は15分ほど沸騰した湯に入れることで苦味を減らす事ができます。苦味の強い柑橘類を使用する場合は、皮だけを24時間くらい水に浸して何度か水を取り替える方法もあります。


※更に苦味を減らしたい場合は、ジュースを絞った後にピーラーで柑橘類の外皮のみを剥いで使用しても良いと思います。


※柑橘類の薄皮は苦味が出ますが、ペクチンが含まれているので、お好みで入れても良いと思います。



このレシピのお話

元カノのロシア人が作っていたロシア風ジャム「ヴァレニエ(果実の砂糖煮)」です。

ジャムとの違いは水と糖分の量だと思います。果肉を煮崩すジャムとは違い果物の原型を残した透明なシロップです。グラニュー糖ではなく蜂蜜を使用する事もあるそうです。

ロシアでは紅茶を飲みながらつまんだり、ブリヌイというクレープにつけたりして使用されています。

このオレンジのヴァレニエは生姜汁を入れているので、冬場や冷え性の方にはお薦めです!

※ロシアではブラックベリー、こけもも、サクランボなどを自分でとって作ることが多いそうです。

イタリアのアマルフィーレモンのような皮を食べるような品種の物を使用すればレモンでも美味しく作れると思います。

日本産では八丈島産のフルーツレモンがおすすめです!

(写真左)八丈島(右)普通のレモン